心音舎:代表
平松 康一
1972年福岡県筑後市生まれ
千葉大学で特殊教育を専攻
知的障害心理学を学ぶ
あおば工芸館、ガーデンセブンなどで
障碍児者の指導、教育にあたる
あいさつ
ボランティアを含めると、もう二十年以上も障害(障碍者)の世界と関わってきました。もちろん本人達の苦労もよくわかりますが、それ以上に両親や兄 弟、家族を含め本人を支える人達の苦労というのはとても大きなものです。
育児や保育一つとっても例外ではありません。肉体的にも大変ですが、神経を磨り減 らす心のストレスは大変なものです。
今まで関わった数百人の親たちの顔を思い浮かべながら、何か少しでもその心労を和らげることはできないかと考えました。
そんな時に音楽を昔からやっ ていたおかげで音楽家、音響エンジニアの方々に様々な助言を受けました。「親の心を癒す音楽をつくるといいよ」なるほど、そして育児や子どもと関わること が大変なのは障害にかかわらずどんな親御さんでも同じこと。
全ての親に向けてニーズにあった音楽が作れれば、と考えたのです。
さかのぼって数年前、私は鬱病を患いました。うつの辛さというのは独特で治った今となっては悲しい夢の中にいたような気分です。
ですが病気の最中と いうのは本当に何をしていいのかわからないほど混乱し辛いことでした。この体験を通して経験者にしかわからない部分も含めて癒す音楽を製作できたらと考え ています。
よく勘違いされますが「音楽を聴けば全てが解決」などという都合のいい現実はありません。
心音舎で提供したいと思っているのは全ての心の悩みを解決 するまでの間、本人の心を少しだけ支えることができる音楽を目指しているのです。